簡単に使えるものがいいな〜
子どもが使いやすい文房具の選び方
大人とはまた違った難しさのある子どもの文房具選び。
まずは子どもが工作やお絵かきをする上で大切な道具選びのポイントを紹介します。
本物に近いもの
安全に使える子ども仕様の文房具などもありますが、子どもの工作やお絵かきは道具に慣れるための場でもある為、練習として本物に近いものを使用するのがオススメです。
道具によっては少し危険も伴うので必ず大人と一緒に使うようにして下さい。
子どもの力や大きさに合っているもの
大人用のものは子どもには大きすぎ、力が分担してしまう為適切とは言えません。
子どもの手のサイズに合った文房具を使う事で道具の扱いやすさがグッと増し、細かい作業も次第にできるようになっていきます。
簡単につかえるもの
使い方が複雑なものも子どもの工作には不向きです。
まずはシンプルで使いやすいものから始め、道具に慣れてきた頃から変わり種や便利グッズなどを使うようにしてください。
絵が上達する?おすすめクレヨン
次は子どもたちに最適なクレヨンの種類・選び方や、厳選したオススメ出来る商品を紹介します。
色鉛筆・絵の具や水彩ペンなど色々な種類の画材が販売されていますが、なぜ子どもに初めて与えると画材はクレヨンなのでしょうか?
理由は子どもにとってクレヨンが1番扱いやすいからです。
発色がハッキリとしていて色を捉えやすく、伸びが良いので少ない力の子どもでも比較的簡単に描くことが出来ます。
ちなみに保育園で初めて子どもたちに与える画材もクレヨンが選ばれています。
つぎはクレヨンの種類についてみてみよう
まずは始めに知ってほしい【クレヨンの種類】
意外と知られていないのですが、クレヨンの種類は複数あります。
それぞれに特徴があるので選ぶ上で参考にしてみてください。
油性クレヨン
一般的なクレヨンでよく保育園などでも使われている種類です。
絵画教室や園で使うクレヨンを探している場合は油性クレヨンを選ぶと皆んなと同じ技法を楽しめるので良いかと思います。
硬めのクレヨンなので力加減がまだ出来ない子どもにも折れにくく、思いっきり描くことが出来るので乳児さんや幼児さんにオススメです。
水彩クレヨン
水性なので落書きを消すことが出来るのが水彩クレヨンの一番のメリットです。
一般的な油性クレヨンとは違い水を弾かず伸びてしまうので”はじき絵”の技法は使えません。
代わりに水をあえて加えぼかすような技法が楽しめます。
クレヨンパス
柔らかい質感で伸びが良いのが特徴の種類のクレヨンです。
伸びが良いので広い範囲を塗り潰すのに適していて、重ね塗りをして色を混ぜたり、こすってぼかしたりと様々な技法を使うことが出来表現の幅を増やせます。
少しクレヨンに慣れてきた幼児〜小学生にオススメしたい種類のクレヨンです。
ミツロウクレヨン
ミツバチの巣から作られているクレヨンの為安全性が最も高いクレヨンの種類です。
化学染料が使われていない為乳児さんに選ばれる事が多いです。
発色は良いものが少ないのである程度口に入れてしまう時期が過ぎたら、発色が良いものに買い換えるのがオススメです。
メーカーさんの違いだけだと思ってたよ〜
つぎはクレヨンの選び方について説明するよ
これが正解!正しいクレヨンの選び方
クレヨンの種類だけでも色々な特徴がありましたが、選ぶメーカーや種類によって描きごこちが結構違うのです。
ここでは後悔しないクレヨンの選び方について抑えて欲しい大切ポイントを3つの項目を分けて紹介します。
折れにくさ
絵を描いている途中でクレヨンがボキッと折れてしまった‥。
クレヨンを使っていると誰にでもそのような経験はあると思いますがノっていた気持ちが冷めてしまったり、集中力がストップしてしまう原因にもなります。
また折れて小さくなったクレヨンは扱いにくくなってしまうので、力加減が出来ずにクレヨンを折ってしまう幼児期にはちょっと固めのクレヨンが適しています。
握りやすさ
子どもの年齢や発達段階に合わせて扱いやすいクレヨンが変わります。
握りやすさも年齢によって変化するのですが、手が小さい幼児までは細いクレヨンは握りにくいので控えるのが無難です。
年齢が低いと太いものが扱いやすく、年齢が上がるにつれて細いものも扱えるようになります。
発色の良さ
子どもは綺麗な色が大好き!
ピンク・赤・青等鮮やかな色を好んで使います。
発色の良いクレヨンだと子どもの絵を描くことについてのモチベーションもあがります。
そにため発色の良さは特に重要なので出来るだけ綺麗な色のクレヨンを選んでみてください。
絵が好きな子どもにしたいならコレ!本当にススメたいクレヨン厳選
ここでは子どものお絵かきに自信を持って勧められるクレヨンを紹介します。
【乳児期〜幼児期】絵を書くようになった時期にオススメのクレヨン
ぺんてる クレヨンパス パッセル
比較的太めのフォルムで乳児さんも握りやすいクレヨン。
発色の綺麗さはもちろん、ほかのクレヨンとの違いはフィルムが1段階ずつ剥けるようになっている点!
子どもはついフィルムを剥くのが楽しくなってしまいはだかクレヨンになってしまうことが多いのですが、綺麗に長く使う事の出来る工夫がされています。
【クレヨンに少し慣れてきた幼児期〜小学生】にオススメクレヨン
ぺんてるクレヨン20色セット
発色の良さと伸びが良いクレヨン。
細いクレヨンなので細かい箇所もこだわって描くことが出来ます。
サクラクレパス クレパス 24色 ゴムバンド付き
色数が多く表現の幅が広がってきた時期の子どもに与えたいクレヨンです。
色の表現だけでなく、はじき絵や重ね塗り・スクラッチなど様々な技法にも使えるのでクレヨンによる絵画を思う存分楽しむことが出来ます。
また発色の良さと描き心地の良さでロングセラーとしてみんなに愛されているクレヨンなので、小さくなってしまったクレヨンを買い足す際も取扱店が多く手軽です。
【番外編】クレヨンに慣れてきてからオススメの画材
年長以上の子どもにおすすめ!
絵に細かい表現が出てきたらクーピーを使ってみてください。
〔オススメポイント〕
- クレヨンより細かい表現が出来る上に色鉛筆より柔らかく描きやすい
- 発色も良いので楽しく描ける
表現力がアップする小学生以上の子どもには色数の多い色鉛筆がおすすめです。
また珍しい色は子どもの好奇心にも訴えかける事が出来、絵画へのやる気アップにも繋がります。
〔オススメポイント〕
- 色数が多く色彩の勉強ができる
- 色が綺麗で使いやすい
- コスパ◎
楽しく学べる粘土遊び
子どもはみんな粘土が大好き!ちぎってこねて夢中になって遊びます。
そんな人気の高い粘土遊びですが、楽しいだけじゃなくメリットも沢山あるんです!
- 直接手で触れ感触や形の変化重さなどを感じながら作品を作る事が出来る
- 手を通してイメージした物を形に表現できる為表現する力が身につく
- イメージした形を作れない子どもも偶然出来上がった形をへびやキャンディーなど見立てて遊ぶ事でイメージを言葉にして表現する事が出来る
- また粘土の見立て遊びの過程を踏む事で指先の発達と共に形を作る事の面白さに気づき、次第に作りたいものを考えて形を作る事の楽しさに気づくようになる
粘土は色々種類もあるから年齢によって遊び方を変えられるところも良いよね
まずは始めに知ってほしい【粘土の種類】
一口に粘土と言っても、用途毎に材質など様々なものが販売されています。ここでは、中でも子供が扱いやすいものについてそれぞれの特徴を簡単に紹介します。
小麦粉粘土
小麦粉粘土は化学物質を使わず、水・小麦・塩のみのシンプルな材料で作られた粘土です。
粘土の中でも特に安全性が高い為、口に入れてしまう危険のある乳児さんも安心です。
硬さは適度に柔らかく、よく伸びるので力の少ない乳児さんでも感触を楽しみながら作品づくりを楽しむことが出来ます。
また、市販のものは発色も綺麗なので感触と一緒に色も楽しんで遊ぶ事も可能です。
紙粘土
パルプを原料に水や糊を混ぜて作られた乾かすと固まる性質の軽い粘土です。
主に幼児期から使用することが出来、作品を保存したい際に使われています。
安価で購入できるので子どもがたっぷり粘土遊びする際に適しています。
また、紙粘土は色を絵の具で着色して遊ぶことが出来ます。
方法は粘土に絵の具を練り込む方法と乾燥後に上から着色する方法があります。
あとから着色をした方がイメージに近い色を出せる為、幼稚園や小学校では乾燥後に着色する場合が多いです。
油粘土
幼稚園・小学校で一般的に使われる粘土です。
ずっしり重い粘土で固まることなく繰り返し形を作って遊ぶ事が出来き、
粘土同士をくつけて力を加えるだけで粘土同士を接着する事が出来るので、形を作る上で表現の幅が利くのが特徴です。
重い粘土で伸びが悪い点があるのである程度力が付いてきた幼児から小学生に適しています。
軽量樹脂粘土
大人も作品作りに使う粘土で軽くて伸びもよく幼児〜小学生にも扱いやすい粘土です。
紙粘土と少し似ているように感じますが、軽量樹脂粘土の方が伸びがよく乾燥後の強度が強いです。
価格は紙粘土より上がりますが作品を長期間綺麗に保管したい場合には軽量樹脂粘土がオススメです。
これでバッチリ!正しい粘土の選び方
ここまでご紹介でした粘土の中からそれぞれの特徴も踏まえ一番適した粘土の選び方を3つ紹介します。
1.年齢に合っているか(安全性・扱いやすさ)
最も使いやすい粘土は伸びの良い粘土です。
年齢が低いほど扱う力が少なくすむ柔らかい粘土を選ぶ事がオススメです。
また、小さなの子どもが粘土の感触遊びをする際は口にしてしまう可能性も踏まえて安全性の高い粘土が安心です。
最近では化学物質の使われていない小麦粉粘土やお米粘土、寒天粘土等食品のみで出来ている種類の粘土もあります。
2.用途に合っているか
粘土によってその特徴は様々です。
まずは子どもに作ってほしい作品を決めてもらってから適した粘土を選んでみてください。
- 繰り返し遊びたい場合:油粘土
- 乾かして作品にしたい場合:紙粘土・軽量樹脂粘土
- 焼いて作品を作る場合:土粘土
- 感触遊びを楽しみたい場合:小麦粉粘土、お米粘土、寒天粘土
この中で最も簡単に扱えるのは紙粘土です。
簡単な上に作品として残す事が出来るので幼稚園や小学校の図工・製作で最も作品作りによく使われます。
3.子どもの興味に訴えかけられるか
粘土のが大好きな子どもも多いですが、中には感触や匂いが苦手と言う子もいます。
粘土に苦手意識を持っている場合はなるべく香りに癖がなく扱いやすい紙粘土や樹脂粘土を使ってみてください。
また最近では教材とした粘土以外におもちゃとして遊べる粘土も販売しており、お寿司屋さんになれるキットやお菓子を作るように粘土遊びが出来るキットなど粘土遊びで得られるメリットはそのままに、粘土に苦手意識があっても遊びとして楽しむ事が出来ます。
夢中で遊んでいるうちに苦手意識もなくなるかもしれません。
厳選!オススメ子ども向け粘土
使う粘土の種類が決まった!・・・と思っても、多くのメーカーから様々な商品が販売されていて迷ってしまいますよね。
ご参考までに、HOKETが厳選した子どもが扱いやすい粘土を年齢別に紹介します。
【0・1・2歳】安全に楽しく感触遊びが出来る!オススメ粘土
〔オススメポイント〕
- 食用ではないものの小麦から作られているので子どもがなめてしまっても安全
- 柔らかいので年齢が低い子どもでも扱いやすい
- たっぷり量が入っていてコスパ◎
- 色数が多い
(赤・オレンジ・黄色・白・緑・紫・青・ピンク)
〔デメリット〕
- 小麦粉粘土特有の小さな破片が使っている最中にポロポロ落ちる事がある
〔オススメポイント〕
- 小麦粉粘土同様、化学物質を使わずに作られているので子どもがなめてしまっても安心。
- 発色が綺麗で色を覚えながら粘土遊びを楽しめる(黄色・黒・青・赤・白)
- 粘土以外にもへらや下に粘土シートが付いてきてスグに遊べる
〔デメリット〕
- 硬めの粘土で固まるのが早く、特に冬など空気が乾燥している時期に使う際は一気に全ての粘土を出さない工夫や、保存方法に気を付ける必要あり
【3歳〜小学生】表現の幅が利く!作品作りに適しているオススメ粘土
〔オススメポイント〕
- 安価で沢山量が入っていてお得
- もっちり柔らかい粘土でよく伸び子どもにも扱いやすい
- 芯によくくつくので工作に便利
〔デメリット〕
大きく形を取るのには便利ですが細かい表現をしたい場合には不向きです。
〔オススメポイント〕
- 手にくつくことがないので扱いやすく手も汚れず粘土遊びを楽しめる
- カラー展開も豊富で色が綺麗
- 粘土特有の匂いがない
- きめの細かい粘土で作品が綺麗にして仕上がる
その他|簡単に使えて楽しい!工作用文房具
次は、切り貼りを楽しめる工作用のオススメ文房具を紹介します。
工作用の文房具や材料は沢山種類があるほど子どもの創造力も広がり、様々な物を製作するようなりますよ!
ヤマト工作のり
幼稚園・保育園や小学校では手で伸ばすタイプのりを使用します。
のりの感触に慣れる為にもお家でも同じタイプのものを使ってみましょう♪
〔オススメポイント〕
- 匂いが少なく使いやすい
- パッチン蓋なので失くす心配がない
- 子どもが開け閉めしやすい
サクラクレパス ボンドタッチ
非常に使いやすいので大人にもオススメ!
図工用と謳っているだけあって子どもが扱うのに最適な使用です。
〔オススメポイント〕
- チューブの出口が細いので細かい所にも使える
- 少ない力でも簡単に絞り出せる
- 速乾性がありすぐにくつく
- 手で握り込めるサイズ
コクヨ ハサミ
子どもが扱いやすいはさみナンバーワン!
切れ味がよく、直線も曲線も綺麗に切ることが出きるので作品作りが楽しくなります。
〔オススメポイント〕
- 刃先は丸いので手を切るリスクが少ない
- ハサミ練習中の子どもも大人が見守った状況でなら切れ味の良いハサミで切る作業が楽しいと言う感覚を味わえる
- カバーも着いているのでより安全に保管、移動が出来ます
コクヨ テープカッター
セロハンテープを切るときにあまりに軽いと本体ごと動いてしまい使いにくい為、セロハンテープ本体はある程度の重さがあるものがオススメです。
〔オススメポイント〕
- 刃の切れ味が良く子どもの少ない力でも扱いやすい
- テープの切り口が真っ直ぐで綺麗
- しっかりとした重みがあるのでテープを引っ張りやすく切りやすい
色画用紙 八ツ切サイズ 100枚入
カラーバリエーションがとにかく豊富!
お気に入りの色だけ選んで購入できるのが嬉しいポイントです。
〔オススメポイント〕
- 再生画用紙なので地球にも優しい
- 100枚入りなのでじゃんじゃん使える
- 一般的な材質と大きさで工作に使いやすい
両面テープ ニチバン
剥がす部分がわかりやすいので子どもが工作する場面では大活躍間違いなし!
持っていて絶対損をしないアイテムです。
〔オススメポイント〕
- 粘着力が強く異素材にも簡単に貼り付ける事ができる
- 剥がす部分がわかりやすく、剥がしやすい
- テープカッターが付いているのでわざわざわざハサミを出す必要がない
手軽で嬉しい!廃材の工作材料
ここでは、手軽にどんどん使えて主役になる材料とその材料を使った工作アイデアの記事を紹介します。
お家にある材料なので是非試してみてください。
牛乳パック製作アイデア
牛乳パックは撥水素材や形が製作に適しており、工作の材料としてよく使われるもののひとつです。
この記事では牛乳パックの底を使った「コマ」のおもちゃや、お風呂に浮かべて遊ぶ動く仕掛けおもちゃなど、牛乳パックを主な材料として作るアイディアを紹介しています。
ペットボトル製作アイデア
切ったり、詰めたり、熱を加えて変形させたりとペットボトルは工作の材料としてもアレンジの幅が利く優秀な材料です。
この記事では、ペットボトルを加工して作るビーズの作り方やグラデーションが美しいおもちゃジュースの作品などを紹介しています。
紙コップ製作アイデア
紙コップも工作の材料としてよく使われます。様々な大きさがあったり、最近だとカラーバリエーションのあるタイプも販売されており、ますます製作の幅が広がっています。
この記事では、クラッカーやけん玉など紙コップの形を利用して作る手作りおもちゃを紹介しています。
紙皿製作アイデア
紙皿は円形の形状や、強度のある特徴が工作の材料として適しており、様々な作品に使う事ができます。
この記事では紙皿の形状を利用したゆらゆら人形や、コマの作り方などを紹介しています。
子ども向けお絵かき・製作で使うオススメ道具まとめ
今回は子どもに購入する際のオススメ文房具を紹介しましたが、工作に使う材料はわざわざ購入する必要はなく廃材でも十分に楽しむことができます。
道具が合っていると空き箱や裏紙などの廃材が材料でも、工作やお絵かきが楽しくなりいつもよりたくさん作品を製作するようになります。
また関連記事では製作準備に役立つオススメの文房具を紹介しています。
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