子どもに伝えたい!十五夜の意味
十五夜とは9月15日だと思われる事が多いですが現在は暦がずれて9月7日から10月8日までの間に見える満月を十五夜と呼び、秋の収穫物への期待を込めて食べ物に感謝をします。
十五夜には満月に見立てたお月見団子やススキを魔除けとして飾り、美しい満月をゆっくり見て楽しみます。
十五夜製作の事前準備
*事前準備例
色画用紙をカットして用意しておきます。
ハサミが使える年齢の子どもには自分たちで切ってもらってください。
- タペストリー台紙
- うさぎ
- 満月
- もみじ(赤)
- もみじ(オレンジ)
- ススキ用画用紙
- ススキ葉っぱ(大)
- ススキ葉っぱ(小)
【0歳〜3歳】簡単に作れる「お月見タペストリー」
小さな子ども達でも無理なく楽しめて飾って可愛いタペストリーです。
工程が3つに分かれているので一気に行うのが難しい場合は調整して製作してください。
「お月見タペストリー」のねらい
- 作品を作る事の楽しさを感じる
- 紙を丸めて指の発達を促す
- なぐり書きで自由に表現する
ススキの作り方
- まずはススキを作ります。黄土色の画用紙を丸め筒状にしテープで止めます。
- ハサミを使い筒の半分まで切り込みを4〜5箇所に入れます。
- 切り込みが入ったら、一番内側の紙をつまみ手前に引き出します
- するとススキのようなふさふさの穂が出来上がります。最後に両面テープをつけてシールを剥がしススキに貼り付けたらまずはススキの完成!
タペストリーの作り方
- お月様に見立てた黄色い丸い紙の上に水彩ペンでなぐり書きをします。
- 水分を含ませた筆で水彩ペンの跡をなぞり水彩ペンのインクを滲ませます。
霧吹きでも代用可能です。 - お月様の紙をくしゃくしゃに丸めて乾かします
- 次はお月様に住むうさきさんを作ります。
うさぎシルエットを絵の具でなぐり書きをし黒く着色をして影のような雰囲気を出します。
低年齢の子供の場合対象物を抑えながら塗る作業は難しいので、不要な大きい下紙にマスキングテープ等を丸めて対象物が動かないように留めると作業がしやすいです。
【3歳・4歳・5歳】十五夜の「お月見タペストリー」!工程別に楽しもう
0歳〜3歳用のタペストリーの応用バージョンです。
ひとつひとつの作り方が違うだけではなく工程も増え作品自体も賑やかになっています3歳以上ならではの工夫や表現力で素敵なタペストリーを製作してみてください。
「お月見タペストリー」のねらい
- はさみの3回切りに挑戦する
- 自分のイメージする十五夜を決められた枠の中で表現する
- 紙を丸める事で変化する材質の見え方に着目し違いに気づく
ススキの作り方
- 黄土色の画用紙を横長の方向に置き半分の箇所まで出来るだけ細かくハサミを入れます。
- 切り込みを入れた画用紙を丸め筒状にし裏をテープで止めてススキの穂を作ります。
- 次はススキの茎に色をつけます。今回は緑色の折り紙を半分に折ってススキ本体に切り巻きつけました。
- 最後にススキの葉っぱを両面テープで貼り付ければ完成です。
タペストリーの作り方
- 紺色の台紙の背景に十五夜の背景を描きます。今回はコンテで雲・折り紙をくしゃくしゃに丸めて立体感のある山を表現しました。
- 黄色い円の中にはお月様に住んでいるうさぎを描きます。
- 紺色の台紙にススキ・お月様・うさぎ・もみじを糊で貼り付けます
- 穴に紐やリボンを通してタペストリーの完成です!
【幼稚園・保育園向け】十五夜の作品で作る壁面飾り
今回作ったタペストリーの作品のオススメの飾り方です。
タペストリー1つで十分季節を感じられますが、お友達の作品やキャラクター達と一緒に飾るとより華やかで楽しい十五夜の物語が出来上がります。
十五夜壁面〜ススキバージョン
ここでは大きなススキに囲まれたキャラクター達の壁面飾りのイメージです。
大きなススキの作り方の紹介は幼児さん用でご紹介した”ススキの作り方”の使用した紙を8ツ切り画用紙に変更するだけ!
大きい画用紙を切る作業になりますので子ども達もが作る場合は4歳以上の子どもを対象に行うのがオススメです。
十五夜壁面飾りに使いたい風物詩
十五夜壁面飾りによく使われる風物詩のイラストをまとめました。
今回の十五夜タペストリーの作品とも相性が良いので一緒に飾るのもオススメです。
- お月様(うさぎが映っている)
- もみじ
- いちょう
- ススキ
- うさぎ
- 餅つき
- お月見だんご
- トンボ
まとめ|製作を通して思い出したい十五夜の意味
十五夜は日本古来からある行事ですが、最近では十五夜を行う家も減ってきたのではないでしょうか。
十五夜とはお月見を楽しみながら秋の収穫物に期待をし感謝をする日です。
子どもに伝えるだけでなく私たち大人も日々美味しく頂いている収穫物・食べ物に感謝をしたいですね。
また十五夜が終わる頃には夏の暑さもなくなり秋の雰囲気が深まる季節になります。
十五夜製作と併せて是非秋の製作も楽しんでみてください。