雪だるま製作は、冬ならではの温かみや可愛らしさを演出する素敵な製作アイデアです。
今回紹介するのは、異素材を活用した立体的な雪だるまや、コンテを使った柔らかなタッチの雪だるまなど、さまざまな表現が楽しめる製作方法です。
特に異素材を使った製作では、モールやスパンコール、リボンなどの装飾アイテムを組み合わせて、立体感や個性を表現できます。一方、コンテを使った雪だるまの絵画は、柔らかな風合いで冬らしい雰囲気で、壁面飾りとしても活用可能です。
記事の最後には壁面飾りなどにも利用可能な型紙も配布しているのでお見逃しなく!
雪だるま製作の前に読みたいおすすめ絵本
子どもたちが雪だるま製作に夢中になれるよう、製作前に雪だるまが主人公の絵本を一緒に読むのはいかがでしょうか?ストーリーを通じて冬の雰囲気を感じ、製作意欲を高めることができます。
『あるきだした ゆきだるま』
主人公の雪だるまが、溶けないで暮らせる理想の地を探す旅に出かける物語です。長旅の末に、やっと見つけた「雪だるまの街」で心温まるひとときを過ごします。雪だるまのひたむきさに、思わず心がぽっと温かくなる一冊です。
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年齢別で楽しむ!雪だるま製作アイデア3選
年齢に合わせた雪だるま製作アイデアを3つご紹介します。初めての製作活動にもぴったりな簡単アイデアから、少しチャレンジが必要なものまで、成長に応じて楽しく挑戦できます。
【0・1・2歳】袋に詰めるだけ!乳児さんも楽しくできる「雪だるま製作」
袋に素材を詰めるだけの簡単な作業で、個性あふれる雪だるまが完成します。中に入れる材料を変えることで、まったく違った雰囲気の雪だるまが作れるのもポイントです。
ねらい
- さまざまな素材の感触を手で感じ、触り心地の違いを楽しむ
- 手指を使いながら、素材を袋に入れて形を作る
材料
- 透明袋
- テープ
- 各種素材(毛糸、折り紙、綿、セロハン、布など)
- モールやリボン
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作り方
- いろいろな素材を順番に手でつかんで丸めます。
- 素材を袋の中に入れ、触り心地の違いを楽しみます。
- 素材を変えながら、1〜2を繰り返します。
- 開き口をテープでしっかりと留めます。
- 袋の中央部分をモールやリボンで結んで、顔と体を分けます。
- 最後に丸シールなどで顔や装飾をつけて完成です。
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【4・5歳】画用紙で作る立体的で可愛い雪だるま製作
この立体的な雪だるまは、オーナメントやモビールとして飾ることもでき、冬の雰囲気をさらに盛り上げてくれます。平面から立体に変わる過程を楽しみながら、自分だけの雪だるまを作りましょう!
ねらい
- 平面から立体になる変化を製作を通して体験する
- 雪だるまを自由に装飾し、自己表現を楽しむ
材料
- 丸く切った画用紙(大サイズ:5枚、小サイズ:5枚)
※子どもに切らせることもできますが、均一なサイズが作りやすいです。 - クレヨン装飾アイテム(テープ、柄付きの紙など)
- のり
- テグス
- はさみ
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作り方
- 大きな円にクレヨンで模様を描いたり、柄付きの紙を貼るなど自由に飾り付けをします。
- 大きな円と小さな円のそれぞれを半分に折ります。
- 折った大きな円と小さな円を分け、半円の裏側にのりをつけて3つ貼り合わせます
- 立体にするため、テグスを円の中心に入れて、吊るせるようにします。
- 最後に顔を描いて、表情豊かな雪だるまの完成です。
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【4歳〜小学生】いっぱい繋がって面白い♪「切り絵の雪だるま」
たくさん繋がった雪だるまが登場!表情や衣装を自由に描いて、自分だけの作品を楽しめる切り絵製作です。子どもたちに大人気の活動で、友達と作品を見せ合いながら楽しみましょう。
ねらい
- 切り絵を通して形作りの楽しさを体験する
- 友達の作品との違いを見つけ、表現の多様性を楽し
材料
- A4コピー用紙
- 色鉛筆
- はさみ
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作り方
- 紙を折る:A4コピー用紙を横長に置き、半分に折ります。さらに半分、もう一度半分と折り、ジャバラ状にします。
- 形を描く:一番上の面に雪だるまの形を描きます。このとき、繋がる部分を1箇所以上残すのがポイントです。
- 切り抜く:描いた雪だるまの線をはさみで丁寧に切ります。
- 広げる:切り終わったら、優しく紙を開いて、繋がった雪だるまを広げます。
- 模様を描く:それぞれの雪だるまに顔や模様、衣装を自由に描き、個性を表現しましょう。
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【冬の絵画】コンテで描く雪だるまの絵
コンテは、顔料や粘土などを原料にした特別な画材です。粉状の色が画用紙に定着し、独特の柔らかい風合いを表現できます。指で擦ることで色をぼかしたり、混ぜ合わせたりできるので、クレヨンや絵の具とは違った魅力を味わえます。コンテを使った雪だるまの絵画は、冬の雰囲気を優しく描き出すのにぴったりです。
ねらい
- コンテの扱い方を知る
- コンテでの絵画を楽しみクレヨンとの違いに気づく
材料
- 色画用紙(色の濃い色)
- コンテ
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作り方
- 雪だるまを描く:色画用紙に白いコンテを使い、雪だるまやその他のモチーフを自由に描きます。
- 粉を定着させる:描いた部分を指で軽く擦り、コンテの粉を画用紙に定着させます。
- 色をぼかす:さらに指で擦ることで、色をぼかし、柔らかいタッチに仕上げます。
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完成した作品を壁面飾りに活用
柔らかい雰囲気で描かれた雪だるまの絵を壁面に飾れば、冬らしい温かみのある空間が完成します。クラス全員で描いた作品をまとめて壁に飾ると、賑やかで楽しい雰囲気になります。さらに、雪だるまを見に来る動物や冬の風景を描き加えれば、絵本の世界のような壁面飾りを作ることができます。
異素材の貼り付けで作るおしゃれな雪だるま
さまざまな素材を使って、世界に一つだけの雪だるまを作りましょう!立体的な仕上がりで飾っても楽しく、子どもたちの発想力や創造性を引き出す製作アイデアです。
ねらい
- 異素材を活用し、素材ごとの特性を体験する
- 自分のアイデアを形にし、自己表現を楽しむ
材料
- 雪だるま(丸大・丸小の形に切ったもの)
- ボンド
- のり
- はさみ
- モール、リボン、ボンボン、色画用紙、スパンコール、マスキングテープなどの装飾アイテム
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作り方
- 飾り付けを考える:用意した材料を確認し、どのように飾り付けるか自由にアイデアを考えます。
- 装飾を貼る:ボンドやのりを使い、モールやスパンコール、リボンなどを自由に貼り付けます。
- 立体感を演出:ボンボンやモールを使い、立体感のあるデザインに仕上げます。
- 完成!:飾り付けが終わったら、雪だるまを乾燥させて完成です。
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あわせて読みたい!冬の製作アイデアまとめ
1月から2月の寒い季節にぴったりな製作アイデアをまとめた記事です。製作だけでなく、冬の行事や風物詩にまつわる内容もたくさん掲載しているので、ぜひご活用ください。保育園やご家庭で冬ならではの楽しさを取り入れた製作をお楽しみいただけます!
まとめ|雪だるま製作で冬を彩ろう
雪だるま製作は、冬のシンボルともいえる可愛らしいキャラクターを通して、子どもたちの創造力や表現力を存分に引き出すことができます。
完成した雪だるまを壁面に飾れば、まるで雪景色が広がったような空間に早変わり。大小さまざまな雪だるまや、異なる表情をしたキャラクターを並べることで、にぎやかで楽しい冬の世界が出来上がります。さらに、背景に雪の結晶や木々を描き加えることで、作品全体に奥行きが生まれ、より完成度の高い壁面装飾を楽しむことができます。
この記事のアイデアを参考に、ぜひで冬の温かいひとときを演出してみてください!