ペットボトルは、身近にある素材を活用した工作の中でも特に人気の高いアイテムです。軽くて扱いやすいだけでなく、切る・貼る・熱を加えるなど多様な加工が可能なため、子どもから大人まで幅広い年齢層に愛されています。
この記事では、ペットボトル工作を安全に楽しむコツや、親子で取り組める簡単なアイデアをご紹介します。ぜひこの機会に創造力を育むペットボトル工作にチャレンジしてみてください!
製作の前に確認!ペットボトルを安全に扱うコツ
ペットボトルの断面が鋭利になる危険を軽減するため、以下のような準備をおすすめします。少しの手間をかけるだけで、安全かつ楽しく工作ができますよ。
断面をヤスリで削る
切り取った断面にヤスリをかけ、滑らかにするだけで安全性が大幅に向上します。
さらに、作品の仕上がりが美しくなるため、見栄えにも良い影響を与えます。
熱を加える
ペットボトルは熱を加えると柔らかくなり、断面が丸まる特性があります。この性質を利用して、ライターで軽く炙ったり、アイロンを当てると鋭利な部分が安全な形状に変わります。
※この方法は火や高温を扱うため、必ず大人が作業を行ってください。ヤケド防止のため、耐熱手袋や割り箸などを使用すると安心です。
安全に配慮した工夫を取り入れて、楽しいペットボトル工作に挑戦してみましょう!
実践!ペットボトル工作アイデア
ペットボトルは、入れる・切る・熱を加えるといったさまざまな方法で楽しめる万能な工作材料です。ここでは、簡単に作れる楽しいアイデアをご紹介します!
【2歳〜】ペットボトルに入れて♪魔法のジュースを召し上がれ!
グラデーションが美しいこのジュース、実は特別な材料は使いません。答えは「お花紙」を水に溶かしたもの!色水遊びのような感覚で楽しめ、透明なペットボトルを使えば見た目も一層映えます。
材料
- ペットボトル(透明なもの)
- お花紙
- 水
- シール・テープ(飾り付け用)
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作り方
- お花紙を細かくちぎる
手で簡単にちぎれるので、お子さまでも楽しめます。 - ペットボトルにお花紙を入れる
キャップを開けて、ちぎったお花紙を中に入れましょう。 - 水を注ぐ
ペットボトルの1/3ほどの水を注ぎます。 - 混ぜる
キャップを閉めたら、中の水とお花紙が混ざるように軽く揺らしましょう。
グラデーションの作り方
- 色水の上から異なる色のお花紙を追加し、適量の水を注ぎます。
- 注意点:ペットボトルを振ると色が混ざってしまいます。美しいグラデーションを作るには、静かに作業を進めることがポイントです!
- 飾り付けて完成!
シールやテープでデコレーションすれば、オリジナルの「魔法のジュース」の完成です!
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【3歳〜】これって本当にペットボトル?オリジナルビーズ製作
ペットボトルを熱すると、くるっと丸まって筒状になる特性があります。この特性を活かせば、ペットボトルを使ったビーズ製作が可能!カラフルに着色して、世界に一つだけの「オリジナルビーズ」を作りましょう。
材料
- ペットボトル
- ハサミ
- 油性カラーペン
- オーブントースター
- アルミホイル
- 割箸
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作り方
- ペットボトルを切る
ハサミを使い、ペットボトルを約2cm×5cmの大きさにカットします。 - 着色する
油性カラーペンを使って、好きな色で模様やデザインを描きましょう。色とりどりにするとビーズの完成度が上がります! - オーブントースターで熱する
あらかじめ熱しておいたトースターの中に、アルミホイルを敷き、着色したペットボトルを乗せます。熱を加えると、ペットボトルがくにゃくにゃと形を変えていきます。 - 形が定まったら取り出す
ペットボトルが動かなくなり、筒状に定着したらトースターから取り出します。注意点: 熱でアルミホイルやビーズが高温になっています。取り出す際は、割箸などを使って安全に作業しましょう。大人が対応してください。
別記事でプラ板で作る指輪製作を紹介しています。
今回の製作に近い部分が多いので参考にしてみてくださいね♪
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【4歳〜】SDGsを学べる!廃材で作るペットボトルのお魚さん
身近にある廃材やゴミを使って、カラフルなお魚を作ってみませんか?この製作は、SDGsの学びにも最適!普段使っているものがゴミとして捨てられる前に、新しい価値になります。環境問題について考えるきっかけにもなり、子どもたちが楽しく学びながら取り組めます。
材料
- ペットボトル(500mlまたは1リットルサイズ)
- 廃材(ラベル、包装紙、アルミホイル、リボンなど)
- ペットボトルのキャップ
- ハサミ
- カッター(大人が使用)
- テープ
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作り方
- ペットボトルを準備する:ペットボトルを真ん中で切り、上下に分けます。この工程は子どもには難しいため、大人が事前に行うことをおすすめします。
- 廃材を詰める:ペットボトルの中にカラフルな廃材を詰め込みます。キラキラした素材や透明なラベルを使うと、見た目がより華やかになります。
- 上下を組み合わせる:切り分けたペットボトルの上下を合わせ、片方をもう片方の中に入れ込むと簡単に合わせられます。
- ヒレを作る:ペットボトルのラベルを使ってヒレを作り、ボトルの両サイドに貼り付けます。ヒレの形や色は自由にアレンジしましょう。
- 目をつける:ペットボトルのキャップを目に見立てて貼り付けます。キャップにシールやペンで模様を描けば、よりかわいらしい仕上がりになりますよ!
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【4歳〜】ペットボトルで作る!おしゃれな現代アート風画用紙の花瓶
廃材であるペットボトルと画用紙を使って、現代アートのようなおしゃれな花瓶を作ってみませんか?デザイン次第で全く異なる雰囲気に仕上がるこの作品は、サイズ違いや色違いで揃えるとお部屋を明るく彩ります。飾り方を工夫して、ぜひアート気分を楽しんでください!
材料
- ペットボトル(500mlや1リットルサイズがおすすめ)
- カッターやハサミ(安全のため大人が使用)
- 画用紙(好きな色や柄を選んでください)
- 油性ペンやクレヨン(模様を描く用)
- 両面テープセロハンテープ(切り口保護用)
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作り方
- ペットボトルの準備
ペットボトルの曲面部分をカッターで切り取ります。この作業は大人が行いましょう。切り口が鋭利で危険な場合は、セロハンテープでしっかり保護してください。 - 画用紙に模様を描く
画用紙に自由に模様を描きます。線や図形だけでも十分おしゃれに仕上がりますので、自由な発想でデザインしてください。 - 画用紙をカットする
・画用紙を横長に置き、縦に半分に折ります。
・折った状態で開き側の端から3cmのところに線を引きます。
・閉じた側からハサミを使って、先ほどの線まで縦に切り込みを入れます。切り込みの幅は自由ですが、3cm程度がおすすめです。 - 画用紙をペットボトルに貼る
・画用紙を裏返し、上下に両面テープを貼ります。
・両面テープの保護シートをはがしながら、ペットボトルに画用紙を巻き付けて貼ります。 - 仕上げ
画用紙の切り込み部分を外側に広げて整えます。 - ペットボトル全体を覆うように花瓶の形を調整して完成です。
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ペットボトルを使用した子どもの工作例
ペットボトルには、まだまだたくさんの楽しみ方があります。ここでは、みんなが作ったユニークな作品例をご紹介!工作のヒントが満載です。
ペットボトルで作る幻想ライト
まずはペットボトルを使った幻想的なライトのご紹介です。お部屋の雰囲気を一気に変える素敵なアイテムですね。
ペットボトルの中にモール型のLEDライトを入れるだけで、まるで星空のような美しい光が広がります。さらに、ペットボトルに油性カラーペンで模様を描いたり、カラーセロハンを入れることで、光が色付き、一層魅力的な仕上がりになります。
乳児さんにオススメ!ペットボトルマラカス
乳児さんにぴったりのおもちゃといえば、カラカラと心地よい音が楽しめるペットボトルマラカス!音や動きに敏感な赤ちゃんにとって、五感を刺激する素敵な手作りおもちゃです。
手作りマラカスの楽しみ方
- 大人が赤ちゃんのために作ってあげるのはもちろん、一緒に小物を入れて作る時間を楽しむこともできます。
- 小さな手で持ちやすいサイズのペットボトルを選ぶと、赤ちゃんでも扱いやすいです。
安全に遊ぶためのポイント
- 誤飲防止策
ペットボトルのキャップ部分をしっかりテープで固定しましょう。特に、赤ちゃんが口に入れてしまわないようにすることが大切です。 - 使用する小物に注意
ペットボトルの中に入れる小物は、口に入れても害のない大きさ・素材を選びましょう。
ペットボトルお人形&スノードーム
こちらはペットボトルの透明感と形を利用して作成したお人形とスノードーム。
ちょっと珍しい形のペットボトルを手に入れたら試してみたいですね!
年長さん以上の年齢の子どもだとペットボトルの形から連想して色々なものを作ることができると思います。
合わせて読みたい!身近な材料・廃材を使った手作りおもちゃ製作まとめ
身近な材料・廃材を使った手作りおもちゃの工作アイデアをお探しの方必見!
牛乳パックやペットボトル、紙コップに紙皿などなど様々な廃材を利用したアイデアや、廃材以外にもぶんぶんゴマやマジックシアターなど手作りおもちゃのアイデア満載です。ぜひ合わせてチェックしてみてください。
まとめ | ペットボトルで遊び尽くそう
ペットボトルは、工作の幅を広げる魅力的な素材です。切ったり、形状をそのまま活かしたりといった基本的な使い方に加え、熱を加えて形を変えるという特性は、子どもたちの好奇心を大いに刺激します。
廃材を活用して創造力を育むだけでなく、ちょっとした実験要素を取り入れることで、遊びながら学べるのもペットボトル工作の大きな魅力です。
小さなお子さんには簡単な色水遊びやマラカス作りを、幼児期以上のお子さんには熱を加える工作や複雑なアイデアを試してみるなど、成長に合わせた楽しみ方ができます。
ぜひ親子で一緒に、ペットボトル工作の世界を探求してみてください!きっと新しい発見と笑顔が生まれるはずです。