クリスマスに欠かせないリース飾り。そのリースには「永遠の愛」や「魔除け」などの意味が込められており、背景を知ると子どもたちもリース作りをもっと楽しめるはずです。
本記事では、子どもでも簡単にできるクリスマスリースの製作アイデアを紹介します。製作前に、リースの意味やクリスマスにまつわるお話を伝えて、さらに思い出に残る工作にしてみましょう!
クリスマスリース作りの前に読みたいおすすめ絵本
クリスマスリースの製作を始める前に、クリスマスにまつわるお話を読み聞かせするのがおすすめです。
今回紹介する絵本は、リースが登場するわけではありませんが、子どもたちにクリスマスリースの意味やクリスマスの由来を知ってもらうきっかけになります。
絵本を通してクリスマスの背景を学んだ後にリースの製作を始めると、子どもたちもより興味を持って取り組んでくれるはずです。
おすすめの絵本は『クリスマスってなあに?』。
この絵本は、普段あまり意識していないクリスマスの由来や意味を、わかりやすく楽しく教えてくれます。クリスマスカードの書き方や飾り付け、クリスマスプレゼントの文化など、幼稚園児から小学生まで楽しめる内容がぎゅっと詰まった一冊です。
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子どもに伝えたいクリスマスリースの3つの意味
クリスマスリースを製作する前に、リースに込められた意味を子どもに教えてあげると、製作がもっと楽しくなります。
クリスマスリースには主に3つの意味があると言われており、子どもたちにも分かりやすい形で説明してみましょう。
クリスマスリースの意味①永遠の愛
リースは輪の形をしており、「始まりも終わりもない」形から「永遠の愛」を象徴しています。特にクリスマスリースには「神様からの永遠の愛」が込められているとされ、子どもたちにとっても心温まる意味合いです。
クリスマスリースの意味② 収穫と豊作への願い
もともと冬の季節には、緑を保つ植物を飾る習慣がありました。
クリスマスリースも冬でも青々とした常緑樹を使い、来年の豊作や繁栄を願う意味が込められています。中には赤い木の実(柊の実)が飾られることがあり、これは太陽の力や生命の象徴とされています。
クリスマスリースの意味③魔除け
リースに使われる柊の葉にはトゲがあり、悪いものや災いから守ってくれる魔除けの意味があるとされています。また、冬でも枯れない緑の葉は生命力の象徴で、家族の健康や幸せを守ると考えられてきました。
リースに飾る素材にも一つ一つ意味が込められています。
たとえば、常緑樹(モミや月桂樹)は豊作、柊の赤い実は太陽や生命力、柊のトゲは魔除けや災い除けといった象徴です。こうした背景を知ってからリース作りに取り組むと、子どもたちもより楽しめますよ!
クリスマスリース製作事前準備
今回紹介するクリスマスリースの製作ではリース型に切った紙を使用します。
リースの型紙は記事の最後で配布しているのでダウンロードしてご使用ください。
もちろんオリジナルのものでもOKですよ!
リボンの型も使うとより豪華に仕上がります!
型紙で作る!クリスマスツリー製作アイデア3選
【0・1・2歳】洗濯バサミで簡単!繰り返し遊べるクリスマスリース製作
小さな子どもでも楽しく作れる、簡単で繰り返し遊べるクリスマスリース製作をご紹介します。指先の発達を促しながら、クリスマス気分を楽しむことができます!また、完成したリースは飾りとしても使えるため、家庭や保育園の壁面装飾にもぴったりです。
ねらい
- 洗濯バサミをつまむことで指先の発達を促す。
- 数や色を覚える知育活動として活用。
- 子どもが繰り返し遊べる楽しさを提供。
材料
- 厚紙(リース型を切り抜く)
- 色画用紙(緑色などリースのベース用)
- 洗濯バサミ(色付きが望ましい)
- 丸シールやクリスマスシール(飾り用)
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作り方
- 厚紙の準備:厚紙をリース型にカッターで切り抜きます。この工程は大人が行いましょう。
- 色画用紙を貼る:厚紙に緑色の色画用紙を貼り付け、リースのベースを作ります。
- 装飾を施す:丸シールやクリスマスシールで自由にデコレーションを楽しみましょう。
- 洗濯バサミを装着:色付き洗濯バサミをリースの縁に挟んでいきます。指先を使う作業に、子どもたちも夢中になるはず!
- 仕上げ:洗濯バサミの上にさらにシールを貼って飾り付けても可愛い仕上がりに。
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安全面の注意点
- 洗濯バサミのバネ部分で指を挟まないよう、大人が見守りながら進めてください。
- 小さなパーツ(シールなど)は誤飲防止のため、乳幼児が使用する際には特に注意しましょう。
活用アイデア
- 繰り返し遊べるおもちゃとして使用:洗濯バサミを取り外して数えたり、色分けの練習に。
- 家庭や保育園の壁面装飾として飾る:完成品を吊るすと、クリスマスの雰囲気を盛り上げます。
【4・5歳】シールをつかって華やかに!クリスマスリース製作
シールや色画用紙を使って簡単に作れるクリスマスリースは、クリスマスシーズンにぴったりの工作アイデアです。少し切り口がギザギザになっても「味があって素敵」と子どもたちが自信を持てる仕上がりに。ハサミの練習中のお子さんにもおすすめです!
ねらい
- 色画用紙を使って対称的な形を作る練習。
- 集中して製作に取り組む習慣づけ。
材料
- 紙皿
- 色画用紙(緑、黄緑、赤)
- 鉛筆
- ハサミ
- 両面テープ
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作り方
- 紙皿の準備:紙皿の中央部に鉛筆で小さな穴を開け、そこからハサミを入れて円形に切り抜きます。
- 葉っぱの作成:緑や黄緑の色画用紙を半分に折り、片側に葉っぱの形を描きます。その線に沿ってハサミで切り取ります。この工程を繰り返し、葉っぱを約10枚作ります。
- 葉っぱを貼り付ける:葉っぱの裏に両面テープを貼り付け、紙皿の外周に一つずつ貼っていきます。
- 装飾を追加:最後にリボンやシールを貼って華やかに仕上げます。
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【4歳〜小学生】毛糸くるくる巻クリスマスリース製作
毛糸を使ったクリスマスリースは、冬らしい温かみのある雰囲気が魅力です。細かい作業が増えるため、小学生以上のお子さんがより楽しめますが、4歳のお子さんの場合は太めの毛糸を使うのがおすすめです。
ねらい
- 毛糸を均一に巻きつけることで集中力を養う。
- 完成まで作り上げる達成感を味わう。
材料
- 厚紙(または紙皿)
- 毛糸(太めの毛糸が作業しやすい)
- セロハンテープ
- ハサミ
- ボンド
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作り方
- リースの土台作り:厚紙をリース型に切り抜きます(紙皿を代用してもOK)。リースの形は大人が準備するとスムーズです。
- 毛糸を巻き始める:毛糸の端をリースにセロハンテープで留めます。その後、厚紙の周りに毛糸を均一に巻きつけていきます。
- 毛糸の継ぎ足し:毛糸が短くなったら、毛糸の端をテープで固定し、新しい毛糸を継ぎ足して巻きつけを続けます。
- 装飾で仕上げ:全体に毛糸を巻き終わったら、リボンやボンボンをボンドで貼り付けて完成です。
完成後は玄関やリビングに飾って活用したり、プレゼントとして渡すのもおすすめです。
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合わせて読みたい!クリスマス製作アイデアまとめ
クリスマスの工作アイデアをお探しの方必見!0歳から楽しめる作品の作り方を年齢別に紹介しています。
乳児さん向けには、手形や足形を使ったかわいいクリスマス製作、幼児さん向けにはツリー製作やペーパーファンを使った飾り作りなど、保育園や家庭でのクリスマス準備に役立つアイデアが満載です。子どもたちの笑顔あふれる思い出作りにぜひ活用してみてください。
まとめ |子どもと楽しむクリスマス製作で特別なひとときを!
クリスマス製作は、親子や保育の現場で楽しみながら思い出を作れる素晴らしい機会です。
特にリース製作は、季節感を楽しみながら指先の発達や集中力を育む絶好のチャンス!子どもたちの笑顔があふれるクリスマスを演出するために、ぜひ今回ご紹介したアイデアを参考にしてみてください。
ぜひ実際に試して、特別なひとときを過ごしてくださいね!